【Webディレクター必見!】クライアントとのやりとりで意識すべき5つのポイント

今回の記事では、Webディレクター歴3年目となる弊社の若手ディレクターが、実務で培った「クライアントとのやりとりをスムーズにする5つのポイント」をご紹介します。
これらを押さえるだけで、プロジェクトの進行スピードや最終成果がぐっと変わります。
Webディレクターの方は、ぜひ日々のディレクションの参考にしていただければ嬉しいです。
また、Web制作の発注をご検討中の方にとっても、弊社のディレクターがどのような視点でプロジェクトを進めているかを知っていただく機会になれば幸いです。
Webディレクターの役割
Webサイト制作やリニューアルプロジェクトには、デザイナーやエンジニアなどさまざまな専門職が関わります。
その中で「Webディレクター」は、クライアントと制作チームの間に立ち、全体をスムーズに進行させる役割を担います。
具体的には、
- クライアントの要望や目的を整理して制作チームに伝える
- 制作進行のスケジュールを管理する
- 成果物を確認して、納品を行う
つまりディレクターは、デザインや機能の良し悪しを左右するだけでなく、プロジェクト全体の成功に直結するポジションです。
特にクライアントとのコミュニケーションは成果を大きく左右します。
スムーズなやりとりができるかどうかで、プロジェクトの進行スピードや最終成果に大きな差が出ることも少なくありません。
それでは、プロジェクト進行において意識すべき具体的なポイントを見ていきましょう。
1.クライアントの状況や目的をしっかり把握する
プロジェクトを始める前に、まずはクライアントの現状や課題、Webサイト改善の目的を正確に理解することが大切です。
例えば「コーポレートサイトをリニューアルしたい」と依頼があった場合でも、その背景には「投資家への情報発信」「採用強化」「ブランドイメージ刷新」など、さまざまな目的が隠れています。
目的を理解することで、単に見た目を整えるだけではなく、ユーザー行動を意識した情報設計やコンテンツ改善など、より効果的な提案が可能になります。
2.クライアントの意見を尊重しつつ最善の提案をする
クライアントは自社について深く理解していますが、Web制作の専門的な知識を十分に備えているとは限りません。
そのため、意見を尊重しながらも、Webの専門家としての最適な提案を行うことが重要です。
例えば、「トップページに情報を詰め込みたい」と言われた場合でも、ユーザー体験を考えると情報を整理するほうが効果的な場合もあります。
こうした場合には、クライアントの意図をくみ取りつつ、ユーザー視点のメリットを説明して納得してもらうことが求められます。
単にクライアントの要望のままに改善するのではなく、提案も交えて一緒に作っていく姿勢が大切です。
私自身もクライアントの要望を優先しすぎて情報を詰め込みすぎた結果、ユーザー体験が悪化してしまった経験があります。
この経験から、単に要望に応えるだけでなく、ユーザー視点のメリットや具体的な改善案をセットで提案し、クライアントに納得してもらうことの重要性を学びました。
3.信頼関係を築く姿勢を持つ
信頼関係がなければ、どれほど優れた提案でも実行に移すことは困難です。
丁寧なヒアリング、進捗の透明性、問題が起きた際の迅速な対応など、「安心して任せられる」と思ってもらう姿勢が重要です。
私の場合、進捗報告や相談事項をメールやチャットでこまめに共有することで、信頼感を保つようにしています。
また、仮に無理難題があっても、すぐに断るのではなく、別の視点や方法を提案し、柔軟に対応することを心がけています。
4.クライアントの負担を減らすサポート
Web制作プロジェクトでは、クライアントにも資料の手配や成果物の確認といった作業をお願いすることになります。
ほとんどのクライアントが通常業務と並行して対応いただくので、依頼内容が複雑だとクライアントの業務を圧迫し、スケジュール遅延の原因になることもあります。
そのため、ディレクターが依頼内容を整理して伝えたり、確認の手間を最小化する工夫をしたりすることが大切です。
ワイヤーフレームやデザイン案の確認も、できるだけまとまった期間で行えるように調整するなど、ちょっとした工夫でスムーズな進行を実現できます。
こうした配慮によって、クライアントの負担を抑えつつ、プロジェクト全体をスムーズに進めることが可能になります。
5.認識の齟齬を防ぐ
制作側とクライアントの間で、目的や進行状況の認識がずれると、後から大幅な修正が必要になることがあります。
そうした事態を避けるためにも、定期的に進捗を確認しながら、認識を丁寧にすり合わせていくことが大切です。
例えば、ワイヤーフレームやデザイン案を提示する際には、目的に対してどういう意図があるのか、改善されるポイントなどをセットで伝えると、クライアントも理解が深まり納得しやすくなります。このひと手間が、後々のトラブルを防ぎ、円滑なプロジェクト運営に大きく貢献します。
私自身も以前、ワイヤーフレームで作成意図を十分に説明せずに進めた結果、後で大幅な修正が発生したことがあります。この経験から、以降は必ず作成意図や改善点をセットで説明し、クライアントと認識を揃えて進めることを徹底しています。
まとめ
今回ご紹介した5つのポイントは、私自身が実務の中で試行錯誤しながら身につけたものです。
- クライアントの状況・課題・目的を理解する
- 意見を尊重しつつ最善の提案をする
- 信頼関係を築く
- クライアントの負担を減らす
- 認識の齟齬を防ぐ
Webディレクターを目指す方や経験の浅い方はもちろん、Web制作の発注をご検討中の方にとっても、弊社のディレクターがどのような考え方でプロジェクトを進めているかを知っていただくきっかけになれば幸いです。
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